フリーランスエンジニアとして自由に働く魅力は大きいですが、それ相応の落とし穴も存在します。
この記事では、フリーランスエンジニアになりたいけれど、後悔したくないなぁと思っているあなたに、後悔を防ぐための具体的な方法を3つご紹介します。
フリーランスエンジニアって億万長者も夢じゃないのよねー
フリーランスエンジニアはフリーランスの中でも大きな夢を見ることができる職種のひとつです。
私は派遣社員として複数のIT企業で翻訳業務に従事していたことがあります。
はた目から見ていても、どのIT企業で働くエンジニアも仕事は本当に大変そうでした。
徹夜が当たり前で、そのために「お昼寝タイム」が存在する会社もあるほどなんです(私がお世話になったIT企業はお昼休みにはカーテンを閉めて消灯していました)。
それはそれで社員は安定はしていますし、やりがいもあるのかもしれません。
ですが、時間の自由がなく、業務に追われるばかりで退職してフリーランスになった社員もいました。
ここから書くことは、フリーランスエンジニアに転身した友人から聞いた「後悔」を基にしてお伝えします。
1. フリーランスエンジニアが後悔する原因
どうしてフリーランスエンジニアが後悔するの?
多くのエンジニアが自由な働き方を望み、フリーランスエンジニアの道を選択します。
ですが、その反面でフリーランスエンジニア後悔という結末を迎える方も少なくありません。
では、なぜ多くのフリーランスエンジニアが後悔するのでしょうか。
それは主に以下の3つの理由によるものと考えられます。
一つ目のフリーランスエンジニアの後悔の原因は、自己管理能力の不足です。
フリーランスエンジニアは自身の時間を自由に使うことができます。
ですが、その自由が反面、逆に働きすぎてしまうことや適切な休息を取ることを怠ることにつながります。
これがフリーランスエンジニアが後悔する大きな理由となっています。
二つ目の原因は、リスクマネジメントの不足です。
フリーランスエンジニアは依頼先が途絶えた場合、収入源が途切れるリスクを抱えています。
そのリスクをどのように管控するのかが、フリーランスエンジニア後悔の直接的な原因にもなりえます。
三つ目の原因は、孤独感はフリーランスエンジニアが後悔する大きな要因です。
フリーランスエンジニアは一人での作業が多くなるため、コミュニケーションが少なくなり、孤独感を覚えることがあります。
これがストレスとなり、フリーランスエンジニア後悔の原因となることもあります。
フリーランスエンジニアが後悔する原因のまとめ
- 自己管理能力の不足
- リスクマネジメントの不足
- 孤独感
これらの原因からフリーランスエンジニア後悔を防ぐには、自分をしっかりと管理し、リスクへの備えを怠らないことが大切になります
そして、孤独を感じずにすむ対策も講じることが重要です。
2. フリーランスエンジニアが後悔する落とし穴①|不規則な収入と対策
こんなはずじゃなかった…
フリーランスエンジニア後悔の一つ目の落とし穴は、「不規則な収入」です。
正社員と異なり、フリーランスエンジニアとして活動を始めると、収入はプロジェクト契約や成果に基づいて決まるため、安定した収入を得るのが難しくなる可能性があります。
特に初めてフリーランスエンジニアとしての活動を始めた場合、定期的に収入を得るためのクライアント基盤を構築するための時間やコストが必要です。
その結果、一定期間は所得が下がる、あるいは不規則になるという問題が発生し、この点がフリーランスエンジニア後悔の一因となります。
この落とし穴を防ぐための対策としては、まず財務計画を立てることが重要です。
フリーランスエンジニアの収入は一定ではありません。
大きな収入がある月もあれば、まったく入らない月もあるでしょう。
ですが、そんなときにでも生活費やビジネス経費をカバーできるように、日ごろから節約や資金管理を心がけ、ある程度の貯蓄を持っておくことをおすすめします。
さらに、フリーランスエンジニア後悔を防ぐためには、定期的な収入源を確保することも重要です。
これには、複数のプロジェクトに参加する、または保守・運用を行うような長期契約の案件を探すなどが考えられます。
これにより、ある程度の安定した収入を得ることが可能になります。
また、コミュニティに参加するなどして、フリーランスエンジニアらと交流を深めることもおすすめします。
そして、フリーランスエンジニアとしての勉強会やセミナーに積極的に参加することで、より多くのプロジェクトに関わる機会を得ることができます。
具体的な防ぐ方法
具体的な対策について箇条書きでまとめます。
- 財務計画を立て、生活費やビジネス経費のカバーを行えるようにする。
- 複数のプロジェクトに参画し、または長期契約の案件を探す。
- フリーランスエンジニアのコミュニティに参加し、情報共有やスキルアップに努める。
これらの対策を実行することで、フリーランスエンジニアとしての不規則な収入という落とし穴を克服でき、フリーランスエンジニア後悔から解放されます。
フリーランスエンジニアは不規則な収入を克服し、後悔せずに活動できます。
3. フリーランスエンジニアが後悔する落とし穴②|孤独感との闘い方
大変さを分かってくれる人がいないって辛いよね
フリーランスエンジニアの道を選んだ方が後悔する一つの理由として、「孤独感」という壁に直面することが挙げられます。
会社勤めの場合、仕事の間に人と顔を合わす機会が多く、それが何気ない人間関係を築く機能を果たしています。
ですが、フリーランスエンジニアになると、このような機会が減少し、極度の孤独感に襲われることがあります。
そのような孤独感を防ぐ最善の方法がコミュニティの形成です。
必ずしも現場での同僚という形でなく、同じフリーランスエンジニアとのコミュニケーションを積極的に取ることで対策することが可能です。
そのためにも実践すべき具体的な方法がいくつか存在しています。
コミュニティ参加
趣味や趣向を共有するコミュニティに積極的に頭を出してみてください。
技術的な話題だけでなく、ライフスタイルや趣味の話題で交流することで広がる人間関係は、孤独感を忘れさせるパワーを秘めています。
コワーキングスペース活用
フリーランスエンジニアたちが仕事をするためのスペースとしてコワーキングスペースがあります。
ここでは、他のフリーランスエンジニアとの出会いや交流が生まれます。
これらの一つ一つが刺激が多く、フリーランスエンジニアとして孤独感と闘うための手段となります。
フリーランスエージェントの利用
また、フリーランスエージェントはあなたの頼もしいパートナーになってくれます。
不安な気持ちを打ち明けたり、あなたに合った案件を紹介してくれたりとメリットがいっぱいです。
私の友人も迷った結果、思い切ってフリーランスエージェントに頼りました。
幸いなことに、Web業界・技術に精通したフリーランスエージェントは多く存在します。
ですから、あなたに合ったエージェントを選ぶこともできます。
友人が登録したエージェントは、専門のコーディネーターが 案件への参画前から参画後まで、しっかり面倒をみてくれています。
一番ありがたいのは、提案やキャリアに関するご相談などのサポートを提供してくれ、心強い味方になってくれていることだと言います。
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「孤独感」という落とし穴が「フリーランスエンジニアの後悔」となる前に、対策となる行動を取りましょう。
4. フリーランスエンジニアが後悔する落とし穴③|経理・税務問題の解消法
忙しいのに財務関係にまで頭が回らないわよね
多くのフリーランスエンジニアが後悔の念を抱く第三の落とし穴は、経理・税務問題にあります。
フリーランスのアドバンテージとエンジョイしている自由さほどは、多くの責任も伴います。
従って、複雑な経理・税務問題が生じ、その解決が困難な場合があります。
正確な経理・税務の処理は、フリーランスエンジニアのビジネス運営の不可欠な要素であり、無視すると厳しい法的制裁を引き起こす可能性があるからです。
誤った申告や課税の誤解は、経済的な困難だけでなく、信頼性の喪失や法的トラブルをも招くことになります。
ようするに、正確な知識と理解がなければ、「フリーランスエンジニアの後悔」に繋がる可能性があると言えるのです。
ただし、この問題を解消する方法はいくつかあります。
以下にその対策をいくつか述べておきましょう:
- 専門家の助けを借りる:大きな収入が定期的に入るようになれば、公認会計士や税理士などの専門家に助けを求めることをおすすめします。自分のビジネスに最適な税制度を理解し、法的な問題を避けることができます。
- 経理ソフトの利用:個人事業主として登録した(収入がないとき)からでも使用できます。特別な知識が無くても大丈夫。手間と時間を大幅に削減できる経理ソフトを使用することで、正確な記録を維持し、課税の誤りを避けることができます。
- 自己啓発:税法や経理についてのセミナーやワークショップに参加し、定期的に最新の税制度の知識を更新することも重要です。
フリーランスエンジニアにとって、以上のような税務・経理関連の問題は大きな挑戦ですが、適切な対策と効果的なリソースを活用することで、確実に克服できるでしょう。
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5. フリーランスエンジニアと正社員のどちらが幸せ?
結局どっちが幸せなの?
この問いに答えるには、幸せの定義が必要になります。
幸せとは何でしょうか?
それは、大きく分けて3つの要素から構成されます。
一つ目は経済的安定、二つ目は成長の機会、三つ目は自由です。
これらの要素のなかで、フリーランスエンジニアと正社員のどちらが優位に立つのか、その特性について考えてみましょう。
フリーランスエンジニア後悔という言葉が浮かんでくるのは、これらの要素がバランスを保てなかったときです。
フリーランサーは、一見すると自由を楽しんでいるように見えますが、実際には経済的な安定を失ったり、成長の機会を得るための時間や資源を奪われたりすることも少なくありません。
一方、正社員として働く人々は、会社という組織の中で安定した収入と成長の機会を得ることができます。
ですが、その反面で自由を制限されるかもしれません。
終業時間後も残業が要求されること、休日にも会社のために働くことが求められることもあります。
それから、プロフェッショナルとしての個々の能力や状況によっても、フリーランスエンジニアと正社員のどちらが幸せかは変わるでしょう。
経験やスキル、パーソナルブランディングに自信があるエンジニアは、フリーランスとして大きな成功を収めることもあります。
一方で、コミュニティやチームワークを重視する人々にとっては、正社員として働くことが幸せを感じるための良い選択肢となるでしょう。
では、どちらが幸せかについての答えを出すための具体的なポイントをいくつか挙げてみましょう。
- 経済的な安定が求められるなら、初めてのステップとして正社員を選択します。
- 自由を求めたり、挑戦したいプロジェクトを自分で選びたい場合、フリーランスエンジニアの道が最適です。
- 個々のスキルや経験に自信がある場合も、フリーランスエンジニアとして成功する可能性が高いでしょう。
これらの視点から、フリーランスエンジニアと正社員、どちらが幸せなのかは、各個人の価値観や環境によると言えるでしょう。
6. フリーランス成功の秘訣!後悔しない生活への道
フリーランスエンジニアとして後悔しない生活を送るためには、ある規則的な秘訣が存在します。
これらの秘訣を身に着けることで、フリーランスエンジニアとしての成功と、無後悔の生活を手に入れることができるでしょう。
まず、フリーランスエンジニアとしての専門性を深めることが重要です。
この専門性が在宅でも顧客からの評価を引き上げ、安定した仕事量を確保するための鍵となります。
具体的な専門性の深め方としては、常に新しい技術を学び続け、その専門性に対する理解を広げ、使いこなすための努力を怠らないことが挙げられます。
次に、フリーランスエンジニアとして経済的な自立を目指す点も大切です。
経済的な自立ができると、フリーランスエンジニアの後悔する可能性を減らすことができます。
ここでの経済的自立とは、生活費を稼ぐだけでなく、将来的なリスクから自分自身を守る充分な財力を持つことを意味します。
最後に、フリーランスエンジニアの後悔のない生活を送る秘訣として、人間関係の構築に焦点を当てることも重要です。
いくら技術力があっても、人間関係を築けなければ孤立してしまいます。
同僚エンジニアとの情報交換は新たな知識や視野の獲得につながり、クライアントとの良好な関係は継続的な仕事につながるからです。
フリーランスエンジニアが行うべき事項
- 専門性を深める。新しい技術を学び、それを使いこなす。
- 経済的な自立を目指す。生活費を稼ぐだけでなく、自らをリスクから守る財力を持つ。
- 人間関係を構築する。同僚エンジニア、クライアントとの良好な関係を築く。
これらの秘訣を活用し、フリーランスエンジニアとして後悔しない生活を送る道を探します。
時間と労力をかけて技術を磨き、経済的な安定を追求し、人間関係を築くことで、フリーランスエンジニアとしての成功と後悔しない生活を手に入れられるでしょう。
7. まとめ
本記事では、フリーランスとして働くエンジニアが陥りがちな3つの落とし穴と、それらを防ぐ具体的な方法について深堀りしてまいりました。
まず、第一の落とし穴はプロジェクトの収益化に失敗すること。
エンジニアとしてのスキルはもちろん、プロジェクト管理や採算性の確保というビジネス的な視点も必要になります。
第二の落とし穴は孤独感。
フリーランスエンジニアは一人で仕事をこなすことが多いため、孤独感に悩まされることがあります。
コミュニティ参加やオンラインでの交流などで対策を行うことが重要です。
最後に、第三の落とし穴は経理・税務問題。
正確な経理・税務の処理は、フリーランスエンジニアのビジネス運営の不可欠な要素です。
誤った申告や課税の誤解は、経済的な困難だけでなく、信頼性の喪失や法的トラブルをも招くことになります。
これらのポイントを重視することで、「フリーランスエンジニアの後悔」の声に繋がる問題を防ぐことが可能になります。
具体的な防止策として以下にまとめます。
- ビジネス能力の向上:新たな知識の習得や経験の積み重ねにより、プロジェクトの収益化を見失わないようにしましょう。
- コミュニティの活用:同じフリーランスのエンジニアと共に学び、情報交換を行いましょう。
- 正確な経理・税務の処理:専門家に依頼、または経理ソフトを使用し、小まめに管理しましょう。
フリーランスエンジニアとして後悔しないためには、これらのような問題解決が重要です。
では、最初にお話しした私の友人の現在はどうなっているかというと…
フリーランスになったことを後悔をしていたときは、どこかの企業に正社員として勤め直そうかとも思ったそうです。
ですが、上記を少しずつ実践していくうちに、後悔していた原因が解決して、今では仕事が軌道に乗り、自由時間も保ちつつ、楽しく働いています。
彼はフリーランスになったことを後悔した最初の頃が懐かしいとさえ言っています(笑)。
これからも壁にぶつかることがあるかもしれません。
ですが、「後悔」を乗り切った友人はまた壁を乗り越えられると信じています。